1、ドラム式洗濯機との出会い
「なんで、壊れてもいない洗濯機を、そんなに高い洗濯機に買い替える必要があるんだ?」そう思っていた。
今なら「ドラム式洗濯機」は家事の無駄な時間を削減してくれる「神家電」として、セミナーで説明して良いとまで思っている。
当時は「洗濯機買い換え反対派!」なのだが、妻に連れて行かれた家電店で話を聞いて心は変わった。
店員さんの話によると、まず「水」の使用量が激減する、洗濯容量が増える(現在は7kgを使用しているが、この洗濯機は10㎏)、乾燥は以前ほど電気代を食わず熱も発しない、その結果洗濯ものを干す作業が少なくなり、加えて汚れも取れるらしい。
もろもろを省略して書くが、その理由まで丁寧に説明してくれて、納得した。
ちなみに我が家にあった洗濯機は18年ほど使った「縦型洗濯機」と、どうして買ったのか「衣類乾燥機」。
先に「衣類乾燥機」を説明するが、乾燥できる量は確か3㎏程度で脱衣場に置いていたが熱は発するし音はうるさい、加えて電気代も食う。
結局使わなくなっていた。
一方「縦型洗濯機」は容量7㎏で、夫婦二人の洗濯を毎日やってくれていた。
一日分の洗濯物を入れて「おまかせ」ボタンを押すと、水の量はだいたい45Lに設定される事が多く、「洗い」「すすぎ1」「すすぎ2」と計3回は水を使うので、1回の洗濯に135Lは使っていたという事になる。
これを毎日だから、それなりの水道代はかかっていたはずだ。
必要経費だと思っていたけど。
店員さんの話によると水の量は半減まで行かないまでもかなりの節約になるそうだ。計算上では1回の洗濯(洗い、すすぎ1、すすぎ2)で75~85L程度を使うのではないかと。
また、乾燥はこの洗濯機の場合6㎏まで、今までの乾燥機のように温風が出てこないので洗濯機の周りが熱くならないとか、洗濯機の中で温風を回す仕組みらしく、我が家の乾燥機とは別物の乾燥機らしい。
2、ドラム式洗濯機を購入
そして買う事になった。
購入したのはパナソニックの「NA-VX700AL」という機種。
4種あるラインナップのうち、下から2番目だから普及機と言われる機種になる。
基本的なドラム式洗濯機の機能を持っているが、上位機種のように温水が使えたり、洗剤や柔軟剤を自動投入できたり、スマホで外出先からコントロールできたりというようなことはできない。
選ぶ時には悩むものだが、この機種で良かったと思う。
理由は、下記の通り。
1)基本的に「おまかせ」しか機能を使わない。
2)ひどく汚れたものを洗濯していないので、きちんと汚れが取れている。(温水を使う必要性を感じていない)
シャツの襟汚れを今までは石けんで取り除いて洗濯していたが、今回買ったドラム式洗濯機では、石けんで取り除かなくても汚れが取れている。
3)外出先から洗濯を指示する必要性を感じない。
というのも、外出前に洗濯の準備をしてフタを閉めておかないといけないから。
フタを閉めるなら、そのまま洗濯してしまうでしょ。
あと、乾燥に適さない衣類があるので、洗濯後、乾燥するモノを選別して別途乾燥を行っている関係で、そのまま洗濯→乾燥するという流れで使っていないという事も理由のひとつだ。
設置した場所の写真がこちら。
かなり大きくて重い洗濯機なので、設置後に動かす事は素人には大変な作業だ。設置時に置き場所を確定しておくことをお勧めする。
3、ドラム式洗濯機を選ぶポイント
ドラム式洗濯機を選ぶポイントだが、使うまでは全く想像がつかなかったので、ドラム式洗濯機を持っている人に「選ぶポイント」を聞いてみた。
すると「乾燥フィルターの掃除のしやすさ」と言われた。
聞いた時は、あまりピンとこなかったが、アドバイスに忠実に乾燥フィルターが掃除しやすいもの(メーカー)を選んでパナソニックになったのだ。
ここからは、実際に「乾燥フィルター」の掃除のしやすさがいかに重要であるかを写真でみて頂こう。
下記の写真は乾燥を1回行ったあとのフィルターの状態だ。
しっかりと目詰まりしている。たった1回なのだけど。
全部を掃除機で吸うと掃除機にもこのゴミがたまってしまうので、まずは手でこさぎ取る。簡単にこれだけのゴミが取れる。
そのあと、掃除機でフィルターを掃除する。
このフィルターだけでなく、ほかにも小さなフィルターがあるし、フィルターに通じるダクトも掃除する必要があるが、この写真の大きなフィルターにもっとも多くのゴミがたまるので、このフィルターの掃除のしやすさは重要な選ぶポイントだ。
見てわかるように、毎回この程度のゴミがたまるので、乾燥フィルターは掃除がしやすいものが便利だ。
4、ドラム式洗濯機の便利グッズ
ドラム式洗濯機はドラムで洗濯をして、同じドラムで乾燥も行うつくりになっている。
縦型洗濯機で「洗濯槽クリーナー」を使った事があると思うが、ドラム式洗濯機は同じドラムで乾燥までするので、カビが付きにくいらしい。
少なくとも縦型洗濯機のように濡れたまま放置する事は少ないので、カビの発生も少ないと考えていいらしい。
ただ、乾燥後はドラム内部が温かくなっているので、空気を通して冷やしてあげる為に、百円ショップで買ってきた「ぺんぎん」は少しドアをあけておくグッズなのだ。
ドアを大きく開放したままにできるのであれば、その方がよいかもしれない。
5、縦型からドラムに代わって変わった生活スタイル
まず、毎日の洗濯が2日に1回に減った。
洗濯は、2日分を全部洗濯(おまかせコース)して、洗濯が終わったら、シャツやTシャツ、パンツ類など大物を取り出し乾燥せずに干す。
タオルや下着類などはまた洗濯機に投入して乾燥させる。
するとタオルや下着類の干す手間がいらなくなった。
我が家から「干す」「干した洗濯を取り外す」という手間が大幅に減った。
この時間、ドラム式洗濯機を買う事で有効活用ができるはずだ。
もし、この洗濯機が寿命を迎えたら、またドラム式洗濯機を買うよ。
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