用途の変化
「カメラとレンズは大きくて重くい方がいい」と思い続けてきましたが、大きくて重いD800 をちょっとしたお出かけの時にトートバッグに入れて持っていくのはかなりの負担でした。
そうしているうちに、ちょっとしたお出かけには持ち歩かなくなり、休日のお出かけにもだんだんと出番がなくなってしまい、そうなると写真撮影はiPhoneで行う事になってしまいます。
しかし、いくらiPhone(私のはiPhone8Plus)のカメラが良くなったとは言え、一眼レフカメラと大きな明るいレンズで獲った写真は明らかに美しさ(特に艶)が違います。
写真はきれいに撮りたいと思う部分ではiPhoneは便利だけど、物足りないのです。
カメラ資産の棚卸
そんな中、防湿庫にため込んできた私の持っているカメラ資産を棚卸ししてみました。
D200本体
まず、「D200」単身赴任の時のお出かけに大活躍してくれたカメラです。
なにもかもが適当で、バランスの取れたカメラでしたが、D800を購入して以降は出番がほとんどなくなってしまいました。
唯一の不満点といえば、DX機であった事でしょうか?
手軽さやレンズのコンパクトさという利点もありますが、広角側をもっと撮りたいという変なこだわりには用途が合わなかったようです。
しかし、上部の大きなインフォメーションパネルやその操作性はかなり使い込んだと思いますし、撮影した写真の枚数もかなり多かったと思います。
D70本体
そうそう、この機種を語らずに私のデジタル一眼レフの経験ははじまりません。
最初に買ったデジタル一眼レフがこの機種でした。
厳密には、この前に同じD70を持っていて、それはD200を買ったときに下取りに出してしまったのですが、縁あって同じD70を入手する事ができました。
しかし、当時の保管状況が悪かったのでしょう。グリップ部分のゴムが劣化してベタベタするようになってしまいました。
Nikonに聞いてみましたが、既に修理対応していない機種となっていて、これは修理ができないそうです。
まあ、この機種で撮影する事はないので、それならば手放してしまおうと思ったわけです。
でも、この機種も東京へ単身赴任していた私に、休日の多くの楽しみを与えてくれたカメラでした。
どれだけ持ち歩いた事かわかりません。
しかし、D200を買う為に買取店に持ち込んだ時にお店の方に「これ使っておられましたか?」と聞かれるほど、きれいに使っていました。
「道具は手入れして大事に使う」という私の信念に従ったまでなんですけどね。
Tokina AT-X AF 28-70mm F2.8 PRO New
当時所属していた写真クラブの先輩に譲って頂いたレンズです。
このレンズを譲って頂いた以降、どれだけ多くの撮影に使った事かわからないほど活躍してくれました。
手放す直前に修理して、たくさんの不具合を言い渡され「それでも修理しますか?」と言われましたが、修理しないからと言ってNikon純正のこの手のレンズが買えるわけもなく、修理をしました。
その後、劇的に撮影した写真が変わったのは、私でも実感しました。
大きくて重いレンズでしたが、とても表現力のあるレンズでした。
なんたってF2.8ですから、ボケも自由自在ですし、必要なときにファインダーから目を離さずにマニュアルピントに切り替えられる点はTokinaのレンズの優秀な所です。
Nikon AI AF Nikkor 50mm f/1.8D
こんなに小さくて、たぶん最も安価で購入したレンズですが、最も高く買い取って頂いたレンズです。
これを買ったのはD200をメイン機としている時でした。DX機に装着すると中望遠のレンズになってしまうのでしょうか?
でも、ボケはどれだけでも自由自在、パリッとした写真も撮れるし、とても気に入ったレンズでした。
正面からレンズを覗くと絞り羽がきれいに見えてしまうほど大きな明るいレンズです。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
これは「地域振興券」なるものが配布されている時(20年位前でしょうか)に、その地域振興券を使って買ったレンズです。
たぶん子供たちの運動会を撮影しようと思ったのでしょう。
マクロ撮影もできるので、高倍率ズームとマクロが付いたとても便利なレンズでした。
使い勝手はいいのですが、唯一の難点と言えばレンズが暗い事です。
F3.5-F4.5は撮影では制約が多かったように記憶しています。
Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED
買取店に持ち込んで、「D70」の付属レンズだった事がわかりました。
まあ普通に撮影はできるので、入門レンズとしては問題ないと思いますが、表現力はいまいちでしたね。
この大きさ、軽さ、使い勝手の良いズーム域がこのレンズのいい所なので、その点では十分満足です。
いろんなカメラとレンズを持っていました。
しかし、撮影するときはカメラはほどんどの場合1台のみ、レンズは必要に応じて1~3本を持って行っていましたが、アマチュアのカメラ好き程度はそんなに持ち歩く必要はないのでしょう。
撮れるカメラで最大限の表現をしてみる。それも楽しいですよ。
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